マーケティングにおいて大切な競合分析のコツ[4P分析]

マーケティングの初手で一番大切なのは、市場調査ですよね。

その市場調査の手法として今回特にお勧めしたいのが、「競合分析」です。

競合分析を用いることで自社・他社製品のメリットデメリットが見え、それにより自社商品のアピールポイントを明白にすることが可能です。

つまり競合分析とは、「他社との差別化を図るための分析手法」だということ。

今回は競合分析を行ったことのない方に向けて、4P分析を交えてそのやり方を広告運用者目線でお伝えしていきます!

4P分析とは?

4P分析とは、企業を製品<Product>・価格<Price>・流通<Place>・販売促進<Promotion>の4つのPの観点から分析していく手法です。

私が競合分析するときは、この4P分析+αの要素を用いて行っています。

この手法をグラフを使って行うことによって、自社製品と他社製品の違いが目に見えてわかり、差別化していくべき点=アピールポイントが浮かび上がってきます。

以下では今流行りのタピオカドリンクを例として『4つのP』の考え方をご紹介していきます。

製品<Product>

この項目では、製品についてできるだけ多くの特徴を挙げ、他社と比較していきます。

自社製品は、

  • 小ぶりで食べやすくもちもち触感
  • 健康志向のためドリンクは全て低カロリー
  • スタイリッシュなパッケージ

などの特徴があったとします。

続いて競合の特徴として、

  • タピオカに黒糖が練りこまれていておいしい
  • ドリンクの種類と生クリームやチョコソースなどのトッピングが豊富
  • インスタ映えするカラフルなパッケージ

があったとしましょう。

この場合、自社と他社を見比べると、自社製品は「流行りのタピオカドリンクを健康に気を使いスタイリッシュに飲める」こと、他社製品は「味の豊富さとインスタ映え」が製品の特徴であることがわかります。

価格<Price>

続いては、価格面を比較します。

自社と他社を公平にするため、ここでは一定の基準を設ける必要があります。

ドリンクはサイズが何種類かあると思いますが、今回はMサイズを基準として、フレーバーはミルクティーという条件のもとで比較をしていきます。

<自社価格>

価格:500円

トッピング:無料(価格にタピオカトッピングが含まれている)

合計:500円

<他社価格>

価格:480円

トッピング:タピオカ50円

合計:530円

自社製品のほうが結果的に安く済ますことができます。加えて、タピオカがトッピングでなくデフォルトでついていることは製品特徴で強みとなるのでそこもアピールポイントとなり得ます。

流通<Place>

続いては流通についてです。

流通とは、製品を市場に販売するための販売経路や販売場所のことを指します。

今回のタピオカドリンクは、立地の良さや店舗数で比較していきます。

自社:渋谷・原宿・新宿・池袋の4店舗

他社:渋谷2店舗・原宿3店舗をはじめとする都内30店舗、その他全国各地に展開

このことから、流通面は他社が圧倒的に強いことが明らかになりました。

販売促進<Promotion>

最後に、販売促進です。

販売促進は、広告やCMを打ち立てたり、キャンペーンの開催やTwitter等SNSでの新商品告知などのプロモーション活動のことを指します。

自社:公式Twitter・Instagramの運用、インフルエンサーにPRしてもらう

他社:公式Twitter・Instagramの運用、TVCMの放映

以上のプロモーションを行ってることがわかりました。

4P分析の結果

このように4P分析を交えて他社と比較する競合分析をしてきました。4つの観点から多角的に製品の特長を捉えると、それをどう活かして自社製品をアピールしていくか明確になってきます。

図にすると分かりやすくなりますね。

4P分析の結果、

メリット:他社より安い、低カロリー

デメリット:店舗数が少ない、若干プロモーションが弱い

ということが明らかになりました。

このことからどのように商品の方向性を定めていくか、ここが重要なポイントとなります。

+α要素

ここで最初に挙げた+α要素の登場です。

+αは、誰に<ターゲット>何を<届ける価値>の2つの要素です。

ターゲットにどのような価値を届けていきたいかを考えると、より商品の方向性を定めやすくなります。

自社タピオカの例でいうと、ターゲットはダイエット中でもタピオカを飲みたい男女、届ける価値は流行りのタピオカをスタイリッシュなパッケージのおかげで男女ともにクールに飲めることが挙げられます。

そして4P分析と+α要素の観点から見て自社タピオカドリンクの方向性は、「男女関係なくダイエット中の人もワンコインで飲める今までにないタピオカ」として売り出していけばいいのではないかと考えられます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

このように4P分析を競合分析に活用することによって、商品の方向性を定めやすくなります!是非活用していってください。

例を挙げたことにより、どのように分析していくべきかのイメージが付きやすくなったかと思います。

競合分析をしなかったから他社と商品のコンセプトが似てしまった!となるのを避けるため、初心者の方は特に競合分析に時間をかけるのがおすすめです!