今や月間8,400万人が利用しており、スマホユーザーであればダウンロード必須となっているコミュニケーションアプリ「LINE」。
スマホユーザーのほとんどにアプローチ出来るとあって、広告を出稿中&出稿を検討しているWEB広告運用者の方も多いのではないでしょうか?
ただLINE広告はまだGoogle広告やYahoo広告に比べると歴史が浅く、ネット上にはターゲティングの仕方や広告を出稿できる場所についての記載がないため、未経験の方にとってはなかなか不安ですよね・・・。
ということで!今回は普段からバリバリ「LINE広告」を運用している私たちが、「LINE広告の配信面について」徹底解説しちゃいます。
目次
LINE広告とは?
まずは、「LINE広告?何それ美味しいの?」(古いかなこれ)という方に向けてLINE広告の解説から。
「そんなの今さらすぎ!知ってるよ!笑」という方は読み飛ばしちゃってください。
LINE広告(旧LINE Ads Platform)は、月間8,400万人が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」に広告を出稿するための広告配信プラットフォームです。
オンラインから手軽に配信設定を行う事ができます。
またLINEの公式HPでは、LINE広告のメリットとして、
- 精度の高いターゲティングによる効率的なアプローチ
- 豊富な配信メニュー
- オンライン&少額での申し込み可能
の3点をあげています。
たしかに、「スマホユーザーの8割以上をLINE広告単体でカバーできる」&「Google広告やYahoo広告と比べてあまり細かい設定が出来ない」ため、Web広告に不慣れな方でも取っつきやすくなっている感じがしますね。
LINE広告の配信面は全部で9個
2020年7月現在、LINE広告の配信面(広告を出せる場所)は全部で9個あります。多いですね。
ただ後で理由も書くんですが、配信面の違いを覚える必要はほとんどないので安心してもらって大丈夫ですよ。笑
じゃあ「こんな記事書くなよ!」って突っ込みが飛んできそうですが、まぁそのあたりはご愛嬌ということで。
なお他にこの内容の記事を書いている人がいなかったので、簡単に上位表示されるかなーと思った中の人の思惑は隠しておきます。

はい。では、すごく面倒なんですがそれぞれの配信面の特徴を簡単にまとめていきます。
頑張って書くので興味のある方はぜひ目を通してくださいね。
①Smart Channel
トークの最上部に広告を表示。
LINEを使っていれば無理にでも見ることになるので、全ての層のユーザーにアプローチが可能。
②LINE NEWS
月間利用者約6,800万人以上。
LINEを使っている人のほとんどが利用している為、性別や年代のバラつきはない。
③タイムライン
月間利用者約6,800万人以上。
LINE NEWS同様、LINEを使っている人のほとんどが利用している為、性別や年代のバラつきはない。
④ウォレット
月間利用者5,400万人以上。“LINEのおサイフ”である「ウォレット」タブに広告を掲載できる。
ユーザーの属性は、男女比率はやや女性の方が多く、年齢層は10代から50代以上と全世代で幅広く利用されている。
⑤LINEマンガ
ダウンロード数2,300万人突破。10代~20代の比率が60%とかなり高め。
⑥LINEポイント
月間3.2億PV(ページビュー)。数字からも分かる通り、国内最大級のリーチ力がある。
LINEポイント自体は「友だち追加」「動画視聴」「ミッション」などの指定条件をクリアすることで、ポイントがもらえるサービスで、ユーザーの属性は男女比率約3:7で女性の方が多く、年代では40代~50代の利用が53%以上というのも特徴的。
⑦LINE BLOG
公式ブロガー2,500組以上。
LINE BLOGは、アーティスト・タレントをはじめとした幅広いユーザーによる情報発信の場として活用されている。ユーザーの属性は男女比率約3:7で女性の方が多く、年代では20~40代が中心層で79%。ミーハー層の利用が多い。
⑧LINEショッピング
ユーザー数3,000万人。
LINEショッピングは、ファッションや雑貨をはじめ、スポーツ、インテリア、家電、コスメなど約250社、1億点を超える商品をLINEアプリ上から購入できるショッピングサービス。
ユーザーの属性は男女比率3:7で女性の方が多く、年代だと25~44歳の年齢層が高めのユーザーが多い。
⑨LINE広告ネットワーク
利用者数5,400万人。
LINE関連サービスへの広告出稿。ライフスタイル系アプリやマンガアプリなど多くのジャンルのメディアが網羅されているため、性別や年代のバラつきはほとんどない。
LINE広告の配信面(広告の出る場所)を選ぶことは出来る?
さて、私は再三「広告配信面の違いは覚えなくていいよ!」と言ってきました。
きっと勘の良い方はお気づきでしょう。その理由はズバリ、『配信面を選ぶことが出来ないから!』です。

実際の広告配信画面のスクショです。
要はLINE(LINEのアプリ本体)かLINE広告ネットワーク(LINEの提携サービス)のどっちに出すか?しかこちらは選べず、あとはLINE側が勝手に配信面を選んでくれる!って感じなんですよね。なんて便利。
そうは言っても、出稿する広告の種類により広告配信面が変わるので、その説明もしておきますね。

画像引用:anagrams
これはどういうことか?と言うと、「出稿する広告によって、配信される場所が変わるよー!」ってことです。
例えばLINE NEWSを見ている時に、縦長の大きいい広告ばっかりが表示されたら邪魔でしょうがないですよね。
ユーザーの使いやすさを重視するため、そういったことはしないよー、というのを示しているがこちらの表です。
まとめ:LINE広告は現状”人でのターゲティングしか出来ない”
はい、ここまでLINE広告の配信面毎の違いや、設定できることについて書いてきました。
結論としては、LINE広告は現状”ほぼ人でのターゲティングしか出来ない”ということです。
広告出稿を生業としてる私達からするとちょっと物足りなさを感じる部分もありますが。笑
LINE側がこちらのターゲティングに応じて見込み顧客を選定し、様々なタイミングで追いかけて広告を出してくれるため、Web広告初心者の方にとっては始めやすい仕様になっていると思います。
しいて難点を上げるとすれば、『ほとんどすべてがLINE任せのため、効果が下がったときの対応策がない』ということでしょうか。
あくまでWeb広告の入り口としては最適ですが、より戦略的に広告を出したい時にはやはりGoogle広告やYahoo広告への出稿が必要ですね。
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